レポート

7月に始まった展覧会「ますむらひろしが描く宮沢賢治の世界」。メインの展示となった「銀河鉄道の夜」の季節、夏を過ごして10月に終了。多くの方々にご来館いただきました。
本展では、宮沢賢治作品の漫画化を多くて手掛ける、漫画家のますむらひろし氏のカラーイラストや生原稿を紹介。そこから宮沢賢治の世界を感じてもらおうというものでした。
メインの展示は、ますむら氏が1985年に描いた「銀河鉄道の夜 [初期形-ブルカニロ博士篇]」の生原稿全194枚の展示です。ますむら氏からのリクエストもあって、漫画原稿と同時に、原文も表示。原文に忠実に漫画化していることが理解できる一方で、やはり「言葉でしか表現できないものがある」(ますむら氏のコメント)ことも感じることができました。また、新作4作品も展示。いずれも宮沢賢治の童話を漫画化したものです。数年ぶりの漫画化でした。カラーイラストと生原稿からは、ますむら氏の賢治作品の漫画化に対する熱意が伝わってきました。
さらに、講演会やサイン会、天体観測をはじめ、粘土での造形ワークショック等、様々なイベントも実施。夏休み期間中には、多くの家族連れで賑わいました。ますむら氏のファンが数世代にわたっていることも、家族連れでの来館の多さの一因だったようです。
講演会、そしてサイン会は3回と、ますむら氏にも多くの協力をいただきました。講演会では、再び「銀河鉄道の夜」の漫画化に取り組むと宣言。今後の活動、活躍に期待いたします。

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