こんばんは
いよいよ、谷川俊太郎展スタートまで、あと1日となりました!
明日は、一般の方の入館は12:00よりスタートいたします。
いつもの開館時間とは異なりますので、ご注意ください

さて、きょうも作品を紹介します。

展覧会のサブタイトルにもなっている「本当の事を云おうか」。
谷川俊太郎ファンであれば、このサブタイトルに反応してしまうのではないでしょうか。
谷川俊太郎の詩「鳥羽」の中にあるこのフレーズ。
「本当の事を云おうか/詩人のふりはしているが/私は詩人ではない」とつづく詩は、当時、多くの論議をよびました。

ロッテルダム詩祭ポスター1992

 

 

 

 

 

展覧会では、上の1992年のロッテルダム国際詩祭の参加の際に制作されたポスターを展示します。

ポスターにはこの翻訳も記されていたため、宿泊先のホテルの従業員からも「詩人でないなら、あなたはいったい何者なんだ?」ときかれたそう

そしてきょうはもうひとつ
一番奥の展示室「大岡信の部屋」では、谷川俊太郎と大岡信の長年にわたる交流を、ふたりで行った仕事を中心に紹介しています。

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1990年「フランクフルト連詩」、国語教科書として制作した『にほんご』(1979年福音館書店)、南画廊での展覧会(1975年)などを取り上げます。

ここでは「フランクフルト連詩」を紹介。
この連詩はフランクフルトの本の見本市のいっかんとして、1990年10月3日、東西ドイツの再統合の日から始まりました。
参加したのは、谷川俊太郎と大岡信、東ドイツ出身の若手詩人のガブリエレ・エッカルト、ウリ・ベッカーの4人。
特に注目してほしいのは、女性詩人のガブリエレ・エッカルトです。

彼女は反体制の詩人として秘密警察に目をつけられたことがあり、この連詩制作中にも衝撃的なできごとが起こります。
彼女の過去を知った二人は、ガブリエレの体験をバネにして連詩を続けてもいいんじゃないか、ということで連詩が続けられました。

心のなかを連詩として吐き出していたガブリエレは、最終日には「これ全体が私にとってはセラピーだった」とポツンと言い、別れの際には涙を流したそう。
詩人が同じ場所にあつまり、詩を通して交流したことでセラピーのように心が開かれたそうです。
ほかにもいろいろなエピソードがある連詩なので、読んでみてくださいね。

カウントダウン形式で展覧会のみどころを8回にわけて紹介してきました。
ここでは書ききれないこともたくさんありますので、ぜひこの展覧会に遊びにきてください!
いよいよ明日オープンです
たくさんのご来館を、お待ちしております!