この雑誌は実に変な雑誌で、ぼくらが20代の半ばだった1950年代に始まり、70代になった今でも(*注・2004年当時)出続けています。 年に1回か2年に1回くらいしか集まらないけれど、同人会があるときは、みんな出てくるんですね。疎遠にしていたなんてことは一切関係なしに集まってきて、そのまま親しくしゃべって、飯食ったり酒飲んだりして、それで「じゃ、さようなら」と言ってお別れをして、それから1年間くらいはまた全然行き来しない。今ではそういうグループは、あまりない気がしますが。そういう変なグループが未だに続いているということは、現代詩の世界では珍しいことだと思います。

(『大岡信フォーラム』通巻21号より)