レポート

師走に入って最初の日曜、12月4日に、ロバの音楽座による「オンガッカイ」を開催しました。ロバの音楽座は、谷川俊太郎さん、そして息子の賢作さんともよく公演をされている楽団で、今回は俊太郎さんのおススメで登場!文化庁や厚生労働省の推薦作品にも選ばれており、評価の高い楽団でもあります。
「ロバの鈴」(本当にロバが付ける!)の鈴音を開始の合図に、団員たちがそれぞれ楽器を演奏しながら入場。普段あまり眼にしない楽器を携えていて、もうこれだけで期待が高まっていきます。

roba_4 ← ロバの鈴(左)

公演は2部構成。はじめは「ロバの音楽座」オリジナルの曲を披露。「音楽は心の冒険」という団長の松本さん。その言葉どおり、演奏を聴いていると、本当に森を歩いて、希望の丘を目指して冒険をしている気分になってきます。来場者アンケートのなかにも、「遠い場所に出かけたよう」とのコメントもあり、あの時間、来場者の皆さんがそれぞれの「心の冒険」をしていたのだと感じました。

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↑ロバの音楽座の皆さん(左)|大きく深呼吸したら、一緒に声を出して歌おう!(右)

第2部は、谷川俊太郎さんの詩をモチーフにした演目が中心。『ことばあそびうた』や、『もこもこもこ』から、音楽にあわせて詩を朗読(歌う?)。来場者にも一緒に歌うように呼びかけて、会場全体に谷川さんの詩が響きます。音楽と一緒になることで、谷川さんの詩がいかに音を重視しているかが分かりました。第2部の構成は、いつもは谷川さんと行っているとのことで、谷川さんの不在に苦労されている様子。観る側としては、それも楽しく、思わずクスリとしてしまう場面もありました。

roba_3 ←眼を輝かせて見入る子どもたち

「谷川俊太郎展」関連イベントも、残すところあと1つ。映像作家の楠かつのりさんとの対談で、谷川俊太郎さんが3度目の登場!どうぞお見逃しなく。

ロバの音楽座

1973年 松本雅隆により中世・ルネサンス音楽を演奏する「カテリーナ古楽合奏団」結成。82年 子どもたちに音楽の夢を運ぶべく「ロバの音楽座」結成。ロバの音楽座は古楽器や空想楽器などにより、ファンタジックな音と遊びの世界を繰り広げている。88年 「愉快なコンサート」が厚生省中央児童福祉審議会の特別推薦文化財作品に選ばれる。98年 「ジグの空想音楽会」が東京都優秀児童演劇選定優秀賞受賞。2004年よりNHK教育ショートアニメ「パンツぱんくろう」「からだであそぼ」などの音楽を担当。2006年 ジブリ作品「ゲド戦記」の音楽に参加する。2009年 第3回キッズデザイン賞・創造教育デザイン部門において金賞〈経済産業大臣賞〉を受賞。11年 「らくがきブビビのコンサート」16年 「森のオト」が厚生労働省社会保障審議会特別推薦文化財作品に選ばれる。2015年よりNHK Eテレ「いないいないばぁっ」のうーたん人形劇場の音楽を担当。