レポート

企画展「釜芸がやってきた!」のプレイベントとして開催したこのイベント。開幕前にイベントを実施するのは当館では初の試みで、不安もありましたが、130名ほどの方々にご参加いただき、楽しいイベントとなりました。
内容は、展示室の壁面をみんなでペイントするというもの。「縦の線を引く」ことを原則として、参加者が自由に描きました。なぜ「線を引く」のかというと、線を引くことは、絵が苦手な人でも、誰でも参加することができるからです。釜ヶ崎のあらゆる人々を受け入れてきたココルームを象徴する行為だと言うこともできそうです。
当日はファシリテーターとして、釜ヶ崎芸術大学から、ココルーム代表の上田假奈代さんが来場。まずは、ウォーミングアップとして、どんな線を描きたいか、身体を使って表現してみます。くねくねした線、まっすぐな線、ふわふわな(?)線。いろんな線が描かれる予感がしてワクワクしてきます。そしてそれぞれが、絵の具が入った容器と筆を手に取り、自由に描いていきました。

IMG_0762 ←どんな線を引くか、身体で表現!

はじめは、壁という大きな画面に色をつけることを躊躇するような仕草をみせていた参加者も、いちど描き始めたら、どんどん大胆に。余白を埋めるように、様々な線が引かれていきました。

IMG_0767 ←最初は緊張して控えめ・・・

IMG_0790 ←これからもっと線が増えました

このイベントには、一般の方はもちろん、障がい者をサポートする地元の施設や、近くの高校の美術部からの参加も少なくありませんでした。釜ヶ崎芸術大学という、その土地に寄り添う活動を紹介する展覧会を開催するにあたり、こういった地元の方々に参加いただけたことは大変嬉しく、大きな意味があるように思います。
参加者の皆さんが描いた線はとてもパワフルで、ペイントされた壁に囲まれた空間は、文字通りの「パワースポット」のようです。このパワーを是非、皆さんも体感してください。そして、今度は皆さんが筆をとって(会場には習字コーナーがあります)、さらなるパワーを付加していってほしいと思います。