レポート

 1970年に大岡信は、詩人の安東次男氏、作家の丸谷才一氏、編集者の川口澄子氏とともに初めての連句を巻きます。この連句は、「たちまちわれわれにとって玄妙不可思議な苦痛と快楽の混合体」となり、「やみつき」になったと大岡氏は書いています。この試みはその後、同人誌「櫂」の仲間とともに巻く「連詩」へ、さらに1981年アメリカの友人トマス・フィッツシモンズと行った英語での連詩を発端とした、ドイツ・フランス・フィンランドなどの海外の詩人との連詩制作へと発展してゆきます。今朝は、このような展開をした「連詩」に大岡氏がこめた思いについて考えます。また「十篇の詩」は、「ことばことば」「詩とはなにか」「文と人生」といった「ことば」と「詩」をモチーフとした詩を、空間の中に表現します。
 併せて、大岡氏の美術家との交友により手元に所蔵された美術作品から、作家名「A」から「Z」までの方(海外作家)の作品もご覧いただきます。

<展覧会アルバム>