レポート

年度も改まって4月最初の日曜日、企画展「釜芸がやってきた!」関連イベントとして、「へんてこファッションショーをつくろう」を開催しました。講師は、併設展「ぼくたちわたしたちの、まいにちのおすそわけ」で展示をしているNPO法人エシカファームの皆さん。内容は、エシカファームを利用する障がいのある子どもたちがあらかじめ絵や模様を描いた布を使って、架空の民族の衣装をつくり、ファッションショーを行なうというものでした。
イベント開始前から、会場には民族音楽らしい音が流れていました。実は講師の中には音楽家も含まれていて、彼らが生で演奏を始めたのです。楽しくイベントを始める工夫のひとつでした。
時間になってイベント開始。まずは映像を使って、民族衣装にはどんなものがあるかを確認。そして、衣装作りで使う布をエシカファームの子ども達が描いている様子も紹介してもらいました。紹介が終ると、いよいよ衣装の制作にとりかかります。イメージはそれぞれが思う、へんてこな民族。あらかじめ、民族の名前と、その民族が交わす挨拶の言葉も考えるように指示があり、イメージを膨らませつつ作ることができました。なお、民族の名前と挨拶を決めることは、ことば館ならではのフローでした。
制作は順調に進みます。制作といっても、自分をモデルに布などを身にまとっていきながら作っていきます。用意された布はどれも個性的な模様が描かれており、体に巻きつけるだけで、すでに民族衣装のよう。しかし、参加者はそれにさらにアイテムを加えて、「へんてこ」な衣装に変えていきました。中には、団扇を2枚使って羽をつくるツワモノも。
衣装が完成したら、休憩をはさんでファッションショーに移ります。最後に決めるポーズを考えたら、早速スタート。1階の観客をおいて、音楽に合わせながら2階から1階へ降りていきます。そして、決めた挨拶をしながらポーズ。10組(10民族?)以上の全ての衣装が発表をし終えたら、リズムにあわせて全員が踊ります。ひとしきり踊り終えたところで終了。参加者が一体となったとてもいい雰囲気で終えることができました。
協力いただいたエシカファームの展示を含む今回の企画展も、あと半月足らず。展示や、今回のこういった関連イベントが、障がい者や様々な状況にある人たちへの理解を深めるきっかけになったことを祈ります。

 
↑ 「へんてこ」な民族衣装!(左)|ショーの前には館内を練り歩き(右)