詩人・谷川俊太郎が震災について書いた詩『言葉』を入口に、さまざまな人の生きた言葉を追ったドキュメンタリー映画「谷川さん、詩をひとつ作ってください。」(2014年/82分)を、大岡信ことば館で上映しました。
“詩は人々の日常と向き合えるか”
本 作では、谷川さんの創作の現場から、海、畑、学校、路上、そして神降ろしの場、いろいろな場所で生きる人々を追って撮影が続いていきます。生きる土地も世 代もばらばらな人々の、それぞれの苦しみと喜び。彼らは自分の言葉で、ときには谷川さんの詩でそれを伝えようとします。すると詩はさまざまな表情を見せ、 被災地で、スイスで、高架下で、詩の言葉はひとり歩きを始め、そして谷川さんに戻り、やがて新しい詩が生まれます。
監督:杉本信昭
プロデューサー:小松原時夫・住田望
編集・構成:村本勝(J.S.E)
撮影:落合智成
VE・現場録音:小久保尚志
整音:湯脇房雄
音楽:谷川賢作
製作配給:株式会社モンタージュ
助成 | 文化庁文化芸術振興費補助金
[ 2014年 / 長編ドキュメンタリー / 82分 ]
